レチノールは種類で効果が違う?
おすすめのレチノール

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レチノールとは

レチノールとは、ビタミンAの一種。
ターンオーバーの促進、エラスチンやコラーゲンの生成を活性化してくれるので、
しわ・たるみ・しみ・そばかす・ニキビ予防・ニキビ跡・毛穴の黒ずみ等、様々な肌トラブルの改善が期待できるとされています。

一方で、皮むけや乾燥、赤み、腫れ、ほてりなどの副作用、レチノイド反応(A反応)が起こりうる可能性があります。
自然におさまることがほとんどですが、敏感肌には刺激になりやすく、肌荒れの原因となるデメリットもあります。

ビタミンAは主に6種類あると言われています

下に行くほど、効果が高くなりA反応が起きやすい。
効果の大きさと比例して刺激性も高くなると言われています。

  • パルミチン酸レチノール…レチノール誘導体、安定して最も刺激が少ない分、効果も低い
  • プロピオン酸レチノール…安定して刺激が少ない
  • 酢酸レチノール…刺激も少なく安定している、肌への浸透率が良い
  • レチノール…純粋レチノール、効果と副作用のバランスが良い
  • レチナール…光や熱に対して不安定
  • レチノイン酸…最も効果が高い、主に院内製剤のみ、医薬品

上記の青い文字のレチノールは、安定型レチノールと言って肌への刺激が少ないので、敏感肌の方や、レチノールが初めてという方はそちらから使用してみるのがいいようです。
浸透したビタミンAは、必要に応じて徐々にレチノイン酸に変換され細胞に働きかけますが、パルミチン酸レチノールは変換が難しいと言われています。
毎日肌に塗ることで、レチノールの濃度が上がり、肌自体を紫外線に強くさせる効果は期待できますが、シワへの効果を期待するなら、安定型ではなく純粋レチノール配合の医薬部外品がおすすめです。
シミやニキビなど皮膚疾患や深いしわなどの老化に対しては「純粋レチノール」、紫外線による老化を遅らせたい人は「安定型レチノール」といわれています。

Life-flo(ライフフロー)レチノールA 1% アドバンスド・リバイタリゼーションクリーム

言わずと知れた人気のレチノールのクリーム。
クリームに含まれる1%と高濃度のレチノールが、年齢サインなど肌の気になる部分を目立たなくします。肌を潤すアロエベラ・シアバター、還元成分の緑茶も配合されており、健康的な肌へと導きます。

使用方法

化粧水を塗って水分が完全に乾いてから、米粒~小豆ほどの少量のレチノールクリームを目と唇の周りを避けて塗る。美容液や保湿クリームなど、いつもの順番でスキンケアをする。
とても刺激が強いので 肌が弱い方は少量から始めてください
ワセリンなどに混ぜたり、薄めて使用するのも良いと思います。

A反応が強いことから、こちらのクリームは純粋レチノールだと思われます。

使用した感想

A反応が怖かったので、ほんの少量をワセリンに混ぜて使用。
それでもA反応が出ました。顔が痒くなり、薄皮がポロポロと剥けます。
首にも塗ったのですが、アトピー性皮膚炎みたいになりました。
マスクしているとはいえ、仕事に行くのに躊躇するくらいです。

SNSや口コミでは、皮剥けが終わるとつるつる、ピカピカのお肌が現れたという方が多いですが、私はそんなことありませんでした。年のせいですか?
皮がむけたところで、特別きれいなお肌ではありません。
なんなら、直後は乾燥して潤いのない肌になってしまっています。
元の肌状態に戻るのに1週間ほどかかってしまうため、なかなか継続して使用することはないのですが、それでも確実にシミには効果がありました。皮剥けを繰り返すからか、ちゃんと薄くなっています。
肌状態が良くないのを我慢して使い続ければ、シミのないきれいな肌になれるかも?と思いながらも、テンションも下がってしまうし仕事をしながらだと難しく、悩みながら使用しています。

ArtnaNurals(アートナチュラルズ)レチノールセラム

栄養豊富で高濃度のトリートメントが肌をサポートし、みずみずしい輝きのあるお肌へと導きます。

レチノール2.5%となっていますが、A反応がでにくいこと、色が透明の液体であることから安定型レチノールであると思われます。

使用方法

化粧水の後に使用とあります。A反応が起こりにくいようなので、量、使用部位ともに、ご自身の判断で気になるところに使っていただけると思います。最後にクリームなど、保湿のスキンケアをする。

使用した感想

全くA反応が起こることなく使用できています。
レチノール特有のピリピリした感じもなくサラッとしていて使いやすい。
iHerbで10ml、294円というビックリ価格です。
毎日使えるレチノールとしていいと思います。お肌の調子も良いです。
レチノールデビューの方は、こちらの商品から使ってみるといいかもしれません

Azélique Serumdipity(アゼリークセラムディピティ)エイジングケアレチノールビタミンAフェイシャルセラム

安定化レチノール(整肌成分)が、肌表面を健やかにし、紫外線によるダメージから肌を守ります。
pHランス調整済みで、あらゆる肌質の方に対応しています。

説明文に安定化レチノールとあるので、安定型レチノールであると思われます。
色が黄色いこと、A反応が出ている方もいることから、安定型でもプロピオン酸レチノールか酢酸レチノールのどちらかかな、と思っています。

使用方法

化粧水の前後、どちらでもいいようです。
肌の状態に合わせて、使用方法を変更してみてください。使用後は保湿クリームなど、いつもの順番でスキンケアをする。

使用した感想

ちょっと漢方のような臭いにおいがします。
こちらも、A反応がおきることはありませんでした。
洗顔後、一番に使用すると、つやつやピンッとしたすごくキレイなお肌に見えます。
乾燥してくるので、そのままという訳にはいきませんが、このままだったらいいのにと思うくらいです。ずっと使い続けたら、こんなお肌になれるのかなと期待してしまいます。
毎日使えるレチノールとしては、かなりおすすめです

CeraVe セラヴィ スキン リニューイング レチノール セラム 

皮膚科医とともに開発。シワを予防し潤いを与え、肌のトーンアップを促します。
皮膚を保護するバリア機能の回復を促すよう設計されています。
レチノールをカプセル化し、低刺激。3種のセラミド、ヒアルロン酸、ナイアシンアミドを配合。
無香料。
低刺激とあるので、「安定型レチノール」であると思われます。
私はA反応が起きたので、安定型でもプロピオン酸レチノールか酢酸レチノールのどちらかかな、と思っています。

使用方法

シワの気になる部分に小さな粒状に置き
肌になじませるように伸ばします。
クリーム、あるいは、メイク下地として
1日に1~2回使用。(日焼け止め必須)

使用した感想

とても伸びがよいクリームです。
使用し始めて、2~3日は反応なかったのですが、小鼻の周りが少しずつ皮剥けし始めました。
そんなに強いA反応ではありません。
レチノールはクリームの方が効果が出るらしいので、美容液と同じ安定型レチノールでも、こちらだけA反応が出たのかもしれません。濃度も問題もあるのかな?
それなりに保湿力もあります。刺激が強くないので、使い勝手がよく普段使いのレチノールクリームとして1本持っているといいと思います。

まとめ

レチノールは使い続けてこそ効果が感じられると言われています。
年齢を重ねると、どうしてもシミ、しわを改善をしたくなるので、純粋レチノールを使用したくなるのですが、毎回A反応が起こると、どこまで耐えられるのか不安になります。回復力は衰える一方ですからね。
肌質やその時の状態に合わせて、レチノールの種類を使い分けるのがおすすめです。
レチノールの使用中は保湿ケアが重要なので、常にうるおいキープを心がけヒアルロン酸などの保湿成分が配合された化粧品、保湿クリームをプラスするのが良いそうです。

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